身長と包茎に因果関係があるとは思えません。ただ、成長期などで身長が伸びている段階で皮が剥けることもありますから、そのように誤解する人もいるのかもしれません。息子さんはまだ中学1年生ですよね。成長期が終わったわけではなく、むしろこれから男らしくなっていくと思われます。身長も今の段階では気にするようなことではありませんし、包茎についてもまだまだ判断するには時期早々だと思います。ただし、真性包茎やカントン包茎でないかどうかは、何気なく確認してあげて下さい。真性包茎やカントン包茎の場合は、泌尿器科などで診察してもらい包茎手術が必要になることもあります。自分で剥いて皮が剥けるようであれば、それほど問題はないと思って下さい。
外国人であっても包茎の人は一定の割合でいると思います。日本と違ってあまり話題にならないということであれば、それぞれの国の事情があるかもしれません。ひとつは、日本と違って性教育が行きとどいているので、包茎自体が悪いものではなく、仮性包茎であれば問題ないとか、真性包茎やカントン包茎であれば、成人後に手術を受けて治療するということを、みんなが知っているということがあるかもしれません。また、国によっては宗教上の理由などから、包茎かどうかにかかわらず、新生児の段階で割礼をしてしまうということもあります。
古代ヨーロッパではは皮がむけていることは汚らしいとされていたこともあり、彫刻などは皮がむけていないものも多くあります。こうしたことからもわかるように外国人だからとか日本人だからというようなものでなないようですね。
ちなみに包茎で悩んでいるということですので、包茎治療が必要であれば受けるようにしましょう。仮性包茎であれば、ほとんどの場合は治療は不要です。正しい知識を身につけて、自分のために最適な行動をなさってくださいね。
本来、仮性包茎であれば、日常生活に問題はないので手術など受ける必要はありません。清潔にしておけばいいだけです。ただ、ご相談のようにコンプレックスなどから、剥けている状態を維持したいとうい人は多いようです。今回は手術で切ってしまうのではない、別の方法はないのかということですが、常に剥けている状態にしておいて、いわゆる剥き癖をつけて、仮性包茎を治療するという方法があります。そのための包茎治療器具もいくつも販売されています。効果があったという人と、効果がなかったという人がいるんで、万人の仮性包茎を治療できるというものではなさそうですが、それほど高価なものではありませんので試してみるといいでしょう。また、器具を装着している間は、少なくとも剥けている状態を維持できるので清潔に保つという効果もあります。
今の段階で、自分で剥こうと思えば剥くことはできるのでしょうか？中学3年生くらいだと、これから自然に向けていく可能性もあります。ただ、自分で剥こうとすると、痛くて、剥くことができないというのであれば、親御さんに相談して、泌尿器科のお医者さんに相談するといいかもしれません。その場合は、包茎手術を受けることになるもしれません。周囲との違いにあせってしまう時期なのかもしれませんが、人と同じタイミングで大人になっていくわけではありませんから、自分で剥くことができるようであれば、もう少し静観してみましょう。